産業用ファンの羽根点検・清掃方法|北九州 永和工業

 

 

永和工業のファンと羽のメンテナンスで効率向上と安全確保

北九州を拠点に、調査・施工・保守まで一貫で対応する永和工業の専門ページです。

産業用ファンはプラントや工場での換気、排気、空気循環に不可欠な設備です。羽根(プロペラ)とファン本体(ハウジング・シャフト・モーター・ベアリング)は連動して稼働します。しかし、羽根に汚れや異物が付着すると回転不均衡が起きやすく、その負荷がベアリングへ影響します。その結果、振動や異音が発生し、最終的にファンの故障や運転停止につながることがあります。そのため、定期的で適切なメンテナンスが重要です。

要点:羽根の汚れ・異物付着 → 回転不均衡 → ベアリングに振動・異音発生 → ファン故障のリスク。永和工業ではこの流れを断つ現場対応を行います。

なぜ「羽根の汚れ・異物付着」が危険なのか

粉じんや油、付着した原料片、さらには外部から混入した小さな破片が羽根に付着すると、重量や表面形状が変化します。その結果、回転時の重量配分が偏り、回転不均衡が生じます。さらに、この不均衡がベアリングや支持部に連続的に負荷を与え、振動や異音、摩擦発熱の原因となります。場合によっては、ベアリング周りやモーターに過大な負荷がかかり、故障や軸の損傷、シールの破損を引き起こすこともあります。

特に化学プラントなど、粉じんや油分が混在する環境では、初期の小さな付着が短期間で増加することがあります。そのため、定期清掃の頻度を高める必要があります。

永和工業のメンテナンス方針

永和工業では、現場の稼働条件や環境に応じた最適な点検・清掃・補修プランを提案しています。重要な方針は次の3点です:

  • 早期発見:小さな付着・異常も見逃さない現地診断により、重大トラブルを未然に防ぎます。
  • 的確な処置:表面清掃だけでなく、必要に応じて表面整形・補修を行い、再付着や腐食を抑制します。
  • 継続的管理:一度の施工で終わらせず、安定稼働を長期的に支援します。

ファンと羽のメンテナンス手順(永和工業の標準プロセス)

ここでは、永和工業が現場で実施する標準的な手順をご紹介します。現場状況に応じて項目を調整します。

  1. 現状点検:まず、目視と触診で羽根の汚れ・異物付着、表面の損傷、ファン本体の軸・シャフト・モーター周りの状態を確認します。必要に応じて、写真記録や風量・回転数・電流などの測定値を取得します。
  2. 清掃:次に、羽根やハウジング内部の粉じん、油汚れ、付着物を除去します。現場条件に合わせてブラッシング、真空吸引、高圧洗浄、または適合する洗浄剤を使用します。
  3. 補修:さらに、羽根の表面に凹みやバリ、変形がある場合は整形や補修を行い、必要に応じて回転バランス調整を実施します。補修と調整は現地判断に基づきます。
  4. 試運転・確認:その後、修繕後に試運転を行い、風量、回転安定性、振動・異音、消費電力などを確認します。施工前との比較で改善効果を記録します。
  5. 定期点検のご提案:最後に、必要に応じて簡易な点検方法や注意事項をご案内します。

施工前後の実例(視覚でわかる改善)

施工前の状況

ファン羽施工前:汚れや付着物の確認

施工前は羽根表面に粉じんや油が付着し、部分的に重なり付着している箇所がありました。回転試験では振動と微小な異音が検出され、運転負荷の増加が確認されました。

施工後の状況

ファン羽施工後:清掃・補修とコーティング後

清掃や必要に応じて補修を実施した結果、回転が安定し、振動・異音が大幅に低減しました。さらに、電流値や風量の測定でも改善が確認され、稼働中の異常発生リスクが低下しました。

期待できる効果

現地での施工により、次のような改善効果が期待できます(機種や運転条件によって異なります):

  • 風量の安定化:換気効率が向上し、作業環境の改善につながります。
  • 消費電力の低減:モーター負荷が軽減され、運転効率が向上します。
  • 振動・異音の低減:運転中の振動や異音が減少し、安全性が向上します。
  • 故障・停止リスクの低減:羽根やファン本体への負荷を軽減し、安定稼働が可能になります。

現場での注意点と安全対策

メンテナンス作業時には、必ず電源遮断とロックアウトを実施し、安全帯や保護具を着用してください。高所作業や閉塞部の洗浄は、専用足場や適切な換気を確保して行います。また、洗浄剤は環境に適したものを選び、薬剤取扱いルールを順守します。

永和工業が選ばれる理由

  • 一貫対応:現地診断から清掃、補修、定期点検までワンストップで対応します。
  • 豊富な現場経験:化学プラントや製鉄など、多様な環境での施工実績があります。
  • 安全最優先:作業員とプラントの安全を重視した手順とチェック体制を確保しています。
  • カスタム提案:設備ごとに最適な清掃頻度、材料選定を提案します。

まとめ

羽根の汚れや異物付着は小さく見えても、回転不均衡を引き起こし、ベアリングに振動や異音を発生させます。その結果、最終的にはファン故障につながる危険があります。永和工業は現地での清掃や必要に応じた補修により、安定稼働と保守コストの抑制を目指しています。ファンや羽に関するお悩みがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

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